沼(田透)にハマって考えてみた

no Numa-chan, no Otaku-life

横山秀夫サスペンス ペルソナの微笑

放送 TBS
2004年5月3日(月)21:00-22:54

役名 安川
職業 県警係長
属性 普通キャラ
指輪 無し

粗筋&感想

 沼ちゃんは静岡県警須田川署の捜査一課係長です。須田川河川敷青酸カリ殺人事件捜査本部に、山梨県警本部の主人公と教育係の刑事が来ました。沼ちゃんは書類を手にしています。
 沼ちゃん、お宅(山梨県警本部)んところの班長から連絡貰ったんだけどもね、と不機嫌そうに言います。
「こっちもバタバタしててね。まあ大体さあ、13年前のお宅の未決事件と今回のウチのヤマは、関連性はないんじゃないの」
 沼ちゃん、いきなり二人に手厳しいです。
 主人公がヘラヘラ笑いながら沼ちゃんにお願いしました。沼ちゃん、相変わらず二人を見ないまま話します。
「まあ山梨の捜査一課強行犯係と言えばね、警察の中で知らん者はおらんからな」
 嫌味を言われているのに気付きながら、ヘラヘラ礼を言う主人公。沼ちゃん、嫌味も通じねえのかこの若造、と顔をしかめてます。
 そこで教育係の刑事がバトンタッチして、事件の概要を尋ねました。二人して頭を下げると、沼ちゃんは渋々といった体で、湯飲みを持って立ち上がりました。
「おい、それ」
 沼ちゃんは部下に声を掛け、バインダーを受け取ります。
「発生は今日の……いや、昨日の午前11時頃。場所は須田川の河川敷、児童公園やグラウンドが次々と建てられている場所で、川北橋ね橋桁付近には30程の青テントがある。被害者はそこの住人だ」
 主人公は死んだホームレスの身元を問いました。沼ちゃん、バインダーを机に突き、机に腰掛けながら答えます。
「それがさっぱりだー……。年齢氏名、共に不詳。まあ、見た目50は過ぎてるだろうがなー」
 沼ちゃん、膝にバインダー突いてお茶を飲みました。主人公が更に前科について聞き出そうとしますが、沼ちゃんは「十指全て自動指紋に掛けたが該当なし!」と答えて下を向いてしまいました。
 主人公、今度は状況を尋ねました。沼ちゃん、少し顔を上げて遠くを見ながら答え始めます。
「隣に住んでる男の話によると、被害者は毎朝8時頃に起きだして、児童公園の水道に水を汲みに出掛けるそうだ。まあ日課みたいなもんだろうな。ペットボトル2本ぶら下げて――」
 沼ちゃんはスッと立ち上がり、バインダーと湯飲みを持って部屋を横切りながら、話を続けます。
「――水を確保するペットボトルの内1本から、強い青酸反応があった」
 そして沼ちゃんはバインダーでソファを指して二人を招き、反対側に座りながら話します。
「つまり、朝8時から11時までの間に、一服盛られた、と推測されるな」
 つまりガイシャはテントに戻り、ペットボトルを置いてテントを離れた、と教育係の刑事が言いました。沼ちゃんは首肯します。
「歯磨きを済ませた後、一旦何処かへ出掛けたそうだ。その後、11時少し前に戻ってきて、水を飲んだ。その直後、テントから呻きながら、外へ転がり出てきた」
 成程、と主人公は納得した後、不意に被害者の写真を見せて戴けます、と問いました。
「写真?」と沼ちゃん、また不機嫌そうな顔に戻りました。そりゃよそ者にそんな事を訊かれたらねえ。主人公の横で教育係の刑事が下を向いて頭を掻いてますw
 しかし沼ちゃんは優しかったw
「しょうがねえなあ」と写真を取りに行ってくれました。
「これだ」と沼ちゃんは主人公に写真を渡しました。
 被害者には頬に目立つ傷がありました。これ何の傷でしょう、と言う主人公に沼ちゃん、「さあなー、それは司法解剖が済まんと、分からんな」
 そこで主人公、他に情報とか上がってきてないでしょうか、と突っ込みます。
 沼ちゃんの目がキョロキョロしました。何か隠してるねえこれ。
 主人公はニヤニヤと隣同士協力しましょうよ、と更に聞き出そうとします。
「協力ねえ」と沼ちゃんは考え込んでいます。そこに主人公はつけ込みました。
「不審者の、目撃情報とか」
 主人公、どうやら沼ちゃんが隠したがっている情報のキモを突いたようです。
「見して下さいよ、似顔絵」
 主人公の言葉に暫く考えた沼ちゃん、ゆっくりと話します。
「似顔絵ったって、事件当日じゃねえぞ」
 主人公、またまたヘラヘラ笑いながら、すいません、と真意の取り辛い言い方をします。沼ちゃんはブツブツ話し始めます。
「三日程前に怪しい男が河川敷にいた。それだけの話だ」
 そう言うと、沼ちゃんはソファの背に腕を置いて下を向いてしまいました。
「で、13年前のウチの似顔絵と照らし合わせた結果は?」
 その主人公の言葉に沼ちゃんはハッとしました。
「手許になくてね。お宅んところの似顔絵」
 主人公はコピーして下さい、と封筒を差し出しました。沼ちゃん、バリッと引き千切る勢いで受け取りました。
「大体関係ねえんだよそんな古い事件とはよ」
 沼ちゃんは捜査員の集まる方に「おい、似顔絵出せよ」と言いながら向かいました。そして封書から出した似顔絵を見て、沼ちゃんは「ぅおいっ!」とちょっと文字化し難い叫び声を上げてから、二人に「ちょっと来い」と声を掛けて呼び寄せました。
「こっちが13年前の事件のお宅の、こっちが今回ウチが作成した似顔絵だ」
 何と二つはそっくりだったのです。
 で、沼ちゃんの出番は終了なのでここまで。
 最後に余談ですが、作品途中で流れたリュートソングがジョン・ダウランドの「I Saw My Lady Weep」なのを確認しましたので、一応記しておきます。