沼(田透)にハマって考えてみた

no Numa-chan, no Otaku-life

ハゲタカ

第一話 2007年2月17日(土)21:00-21:58
第二話 2007年2月24日(土)21:00-21:58
第三話 2007年3月3日(土)22:00-22:58
註:当ブログでは第四話からは除外する。

役名 沼田透
属性 神キャラ(銀行員・広報部長)
指輪 有り

経緯

 ハマったのが随分遅くて、本放送から11年後の2018年11月25日にたまたまNHKオンデマンドで見て、まず大体の方と同じく鷲津政彦氏に心酔していました。
 しかし段々と芝野健夫氏の三葉銀行同期、沼田透広報部長(以下沼ちゃん)に惹かれてしまいましたw
 挙げ句「ネクタイの趣味が超悪いw(ても最高!)」と【ネクタイコレクション】を作る始末w←勿論愛が前提よ!
 更には純粋に沼ちゃんだけ見たくなり、辿り着いた先が「二時間サスペンスドラマ(二サス)」なのでした。まさかブログ作るまでに至るとは思いませんでしたがw

沼田透広報部長を考察する

 沼ちゃんは恐らく芝野氏とは別の学閥と思われます。が、余程気が合うのでしょう、唯の同期ではなく親しい呑み友でもあります。
 どうやら情報通らしく、芝野氏に「将来の頭取候補と言われたお前が今は本流を外れている」と明け透けに話した挙げ句「チャンスだよ」とけしかけてすらいます。自分の出世より同期の神輿を担いで、あわよくば引き上げて貰おうとの意図も感じました。
 その狡猾さはあらゆるところで垣間見えます。サンデートイズの謝恩会場では、三葉銀行の広報部長であるにも拘わらずまるで他人事のような態度ですし、飯島亮介常務から内々に住倉銀行との合併の話を聞いて「広報としても、格付機関は勿論の事、何より住倉に対して絶好のアピールになります」と即答しています。これらの言動の裏で、責任は広報部でなく事業戦略部に、特にそのトップの芝野氏にあると暗に指摘していたのでしょう。
 そして最後には友人ではなく会社組織を選んだ沼ちゃん。飯島常務の命令で内部通報者の芝野氏を曝いたのは、他ならぬ沼ちゃんでした。本来ならば懲戒処分も有り得た芝野氏が辞表を出したのを見て、沼ちゃんは叱責します。

「本当に辞める気か。お前は何にも見えてない。いや、見ようとしてない。這いつくばって、罵られて、それでも与えられた仕事を一つ一つこなしていく。そうやって生き続けた時、次が見えてくる。俺は、最後まで三葉に残る。辞めないのも勇気だよ、芝野」
 話は逸れますが、英語の「see」には「分かる」という意味もあります。ですから沼ちゃんの「見えてない」に「分かってない」という二重の意味がどうしても透けて見えてしまい、友情と職責の狭間で懊悩しながら、それでも友人として芝野氏を叱ってくれた沼ちゃん……この場面を見る度に涙を禁じ得ないのです。